あんまり久しぶりなのでgoatブログの書き方を忘れてしまっていた。ちょっと仕様が変わった気がする。

日本のみならず世界中が新型コロナウイルスで大変で、往来自粛、外出自粛、今年は海外からの観光客が少ないからいつもよりのんびり蹴上の桜が楽しめるな、と2月くらいには思っていたのに、いざ桜の便りが聞こえる頃にはもうそれどころじゃなくなっていた。

仕方なく今年はご近所桜で我慢。
幸い僻地はウォーキングしていてもほとんど人と出会うことがない。ソーシャルディスタンスを保ったままお花見ができる。
とはいえさすがに今年は親子で散歩やサイクリングをしている人もちらほら(遠出できない上に学校は3月からずっと休み)、いつも誰もいなくて好き放題撮れた場所でも人を写さないよう気をつける必要が生じたりもした。

今年は温かくて、桜も早いと思われた。
彦根の開花は3月27日。例年より6日早く、去年より8日早かったらしい。4月3日に満開、これも例年より6日早かったそうだ。
我が家の近所の桜が咲いているのを見つけたのは3月25日だった。


高いところで咲いているのでスマホではなかなかピントが合わない。(あ、写真は全部スマホSHV33で撮ってる)

翌26日、別の場所へ行ってみると、陽当たりのよい枝が花を咲かせていた。


しかしまだまだ蕾の樹も多く。


そんな中、満開の……これは、桜???


いくら陽当たりが良くてもこの樹だけ満開というのが謎だし、桜は桜でもソメイヨシノではないとか? ともあれ青空を背景に美しかった。

その後、31日にはすっかり見頃になったのだが、いかんせん天気が悪く。


なかなか綺麗に撮れない。

しばらく曇天が続き、満を持して4月3日。桜を求めてご近所の神社等々をはしご。途中社守の方に声をかけられ、境内の清浄な気やソメイヨシノの話を聞いたりもして、良い気分転換に。


カメラロールはすでに桜の写真でいっぱい。しかし翌4日もさらに撮りまくり、7日8日としつこく桜ウォーキング。いつもなら京都に行っているし、今年は三井寺と石山寺で秘仏のご開帳もあり、お花見がてらお詣りに行こうと考えていた。
三井寺と石山寺は県内なので往来自粛要請には引っかからず、行って行けないことはないのだけれど、「不要不急」と言われれば「不要不急」。せっかく無職で混んだ電車に乗らずに済んでいるのに、わざわざ感染機会を増やすのもどうか、と考えてしまう。何より途中で公衆トイレを使うのが気になる。昨今は駅のトイレもお寺のトイレも清潔とはいえ……。
3月半ばに親子で伏見稲荷に行った時に、行った時は楽しかった(何しろ空いてた)ものの、帰ってきてから鼻炎症状がひどくなり、1日屋外にいて花粉をしこたま吸い込んだだけとわかってはいても、「すわ罹患!?」とちょっとドキドキしたりもした。あれからさらに周囲の状況が悪くなった中、「なるべく物に触れないように」などと気を遣いつつ遠出してもやはり心からは楽しめまい。

歩いて行ける範囲に桜があって本当に良かった。


「慌てなくても来年もまた桜は咲きます」
それはもちろんそうだろう。
でも来年生きているかなんて、誰にもわからない。コロナ禍が落ち着いている保障もなく、他の病気、災害、事故、自分や家族が元気でいるかどうかなんて、わからない。

願わくは来春は、「去年の今頃は大変だったね」と笑いながら桜を見ていますように。