今年の夏は本当に暑かった。
というか、現在進行形で暑い。
数日前は嘘みたいに涼しかったし、14日には朝17℃台まで下がって、タオルケットだけだと寒くて目が覚めたけど、15日にはまた日中33℃とかになった。

ほんと、8月中はもちろん9月になってもこんなにエアコンかけるの初めてだよ。
9月の夜に室温が30℃切らないって、いくらうちの家の断熱性能がおかしいといってもあんまりだろう。

湿度も高いし。

ニュースでは「適切に冷房を」と連呼されるようになり、リビングにエアコンつけて本当に良かったなぁとエアコンと電気のありがたみを痛感している。
(※西日の当たる暑いリビング兼台所にエアコンがやっと導入された話はこちら。もう6年も前なのか)

台風15号による大規模停電で、熱中症で亡くなる方が出ていらして、お気の毒という言葉では済ませられないんだけれども、しかし電気がないと暑くて死んでしまう気候ってどうなんだよ、とも思う。

それってもう生存に適さない環境だよね(´・ω・`)

温暖化で生育に適さない作物が出てきているけど、日本列島、もはや人間も生育に適さないのでは……。

エアコン稼働しててさえ、廊下に出るたび汗だくになるし、その汗が冷えて体調崩しやすくなるし、Twitterがすっかり室温botになってしまうぐらい頭が働かない。「暑い」以外のことを考えられない。

これで冬はまた「家の中が3℃!」みたいになるのかと思うともう本当にうちの家、生存に適してないぞ、と言いたくなる。

昔、というか私が小学生とか中学生だった頃(つまり昭和だ)は30℃なら「すごい暑い」だったと思うのに(だから今でも30℃が「真夏日」と呼ばれているんだと思うが)、今や30℃だと「はぁ、やっとちょっと涼しくなった」だからなー。

今年が特に猛暑だっただけで来年は……というと、きっとそういう話でもないんだろう。いずれプチ氷河期が来るとしても(温暖化の方が騒がれてるけど地球寒冷化の話もある)、日本の天候が両極端になっていくことはおそらく避けられず、エアコンなしで夏を乗り切ることはきっともう不可能。

今回みたいに、もし真夏に災害で電気が止まったら命に関わる。
それは真冬でもおんなじだけど、寒さに対しては「アルミ断熱シート」とかなんか、多少は備えられる気がするけど、暑さ対策の防災グッズとかないじゃん。
汗でドロドロ、衛生的にも夏の方が厳しいし……。

私はヘタレなのでもう1日でも停電したらイーっ!てなるし、生活上の様々な不便はもちろん、その不便をネットで吐き出すこともできないと思うと気が遠くなる。

電気が止まって、固定電話もケータイの電波も止まって。
いつも災害の時に思うけど、テレビで色々支援情報とかやってても、肝心の被災者は見ることができず、何も困ってないよその人間がエアコンの効いた部屋で「大変だなぁ」と呑気にそれを見てる。

千葉の停電は一週間経ってもまだ全面復旧にはほど遠くて、復旧が遅いこと、復旧見込みが二転三転することに非難の声が上がっていたりもするけど、電柱の被害や倒木の被害、天井全部飛んでいったというような建物の被害を見ると、「そりゃこれそんな簡単に復旧できないだろ」と同情してしまう。

ほんと、最初は状況がわからなかったし、日本じゃちょっとばかり停電してもすぐ復旧するのがデフォルトだから、よその人間も、政府も、千葉の皆さんも、せいぜい2日ほど我慢すれば……って思ってたよね。

でなきゃあんなに内閣改造の話ばっかりしてないよね。

「内定」「意向」だけでニュース速報出てたじゃん。
そんなことより台風被害はどうなってんの?って。

Twitterでは「千葉の実情が知られてない!」って被害状況を知らせるツイートが流れてきて、千葉が大変なことが拡散されてくると今度は「島も大変なんです!」っていうのが流れてきて、そういう情報を後追いでNHKが報道して……。ツイートそのまんま報道してる感じだったもんね。取材……。

固定電話もケータイもネットも繋がらなくて情報の発信も受信もできないとはいえ、最初の頃のあの被害状況全然把握できてない感じ……東京のすぐお隣なのに……。

電気が止まると水道管が大丈夫でも水も止まって、店舗が大丈夫でもお店は営業できないし、ガソリンも給油できず、工場はストップ、養豚場では豚が死に、収穫期のお米も処理できない。

普段、「電気止まったらエアコンがー!冷蔵庫がー!」ぐらいしか考えてなかったんだけど、工業のみならず今や農業も大量に電気使うんだなって。

だからとにかく一刻も早く電気を!ってなるんだけど、でもあの倒木の状況とか見たら(以下同文)。

それこそ被害状況を把握するだけで一苦労だよね…。一箇所修復するだけでかなり時間かかるだろうし。
中央システムがダウンしたため、とかじゃなくて、物理的に送電網が破壊されてるんだもんな…。

電柱自体は風速40mまで耐えられても、木は倒れてくるし吹き飛ばされた諸々が電線に引っかかってくるし、この先気候変動でスーパー台風が増えたらこういう「数日では復旧無理な停電」、あっちこっちで起こるのでは……。

改めて家の周りを見ると電線だらけだもん。ネットのケーブルとか線だらけ。電柱もすごい狭い間隔で立ってるし。

景観的にも電線地下化すれば、って思うけどそのお金を誰が負担するのか。
老朽化した水道管の更新にしても、「安全安心、災害にも強いインフラ」を維持するためにはお金が要って、ジリ貧日本にはもうそんなお金がない。電気代に水道代、「安全にするため」と言われても、やっぱり値上がりするのはなぁ……キツイよなぁ。

電力自由化で東電や関電にお金払ってない人も多いと思うけど(うちも払ってない)、発電所も送電設備も基本は東電や関電のもので、こういうふうに送電系が被害を受けると東電や関電(の子会社?)が必死こいて復旧してくれて、でも直接的にはその人達にお金払ってないんだよな、私。

どこの電気会社にお金を払っているとしても、その電気料金の中には「設備維持のためのお金」が入ってるはずだけど、ちょっとでも安い方がいいや、ってよそに払って、災害があると「復旧おせーよ!」って言うのもなんか……。

不眠不休状態で作業しているだろう現場の人達に、ちゃんと割増手当とか払われるのかな。代わりの休みはちゃんと取れるのだろうか。

役所の人達も、災害あると色々やり玉に上がるけど、どこの自治体もお金なくって人減らしてかつかつで回してるわけで、まぁなんかあったら全然手が足りなくなるよね。市町村の職員さん自身被災者だろうし。

だからといって平常時にも余分に人手を確保しておくためと税金上げられると……以下ループ。