(前編はこちら

はい、続きです。

8月2日に顎を“いわし”た後、8月5日に「腰痛」で一度整形外科に行きました。顎案件より前だったか後だったかもう忘れましたが、朝起きると「肩がどーん!」と重く、以後ずっと首凝り肩凝り背中痛が消えず、「せめて腰は治しておこう」と思いきって受診したのですが。
レントゲン画像を見た先生。

「加齢ですね」

…………。
まぁ要するに骨には異常がなく、クッション部分が加齢によりすり減ってきて痛みが出ているだけ、と。
湿布を処方され、「腹筋と背筋を鍛えることで多少は軽減できますよー」と言われてすごすご帰宅。

えー、プランクチャレンジとか腹筋とかしててかえって腰痛めた(と本人は思ってる)んですけど……。


2017年8月のアルバム・その3

そうして腰も首・肩も顎も良くならないまんま8月が過ぎていき。

8月の29日、意を決して今度は歯医者に行きました。お盆に会った時、母も「顎関節症でマウスピース作ってもらった」と言ってて、「あんたも一回お医者さんに診てもらっとき」と言われたのですよね。「口が開けづらい」のはおおむね治っていたんですが、顎がカクカクいうのは続いていたし、首や肩の凝りがひどいのと顎の不調は絶対に繋がっている、と思えたので。

結果、かみ合わせ自体に大きな問題はなく、マウスピースを作るほどではない。「顎の体操をして様子を見てください」

なので現在(10月中旬)まで地道に毎日体操を続けていますが、相変わらずカクカクはしています。特に朝起きた時はこわばりが強い。ググると「横向きやうつ伏せで寝るな」って書いてあったりするんですが、ずっと仰向けだとめっちゃ腰に来るので……。

うーむ。


2017年9月のアルバム・その1


整形外科と歯科に行ったもののめぼしい成果はなく、首と肩の凝りは悪化するばかり。特に「顎ガクっ!」で筋を痛めたっぽい左側は腕を上げると脇の筋肉が突っ張り、鎖骨下の辺りまで痛かったり、肩甲骨から背中まで痛んだり。

6~7年前に変なひねり方をして以来、左肩はしばしば痛み、四十肩で医者にかかったこともあったのですが、それにしても痛みがひどい。長い。いつもなら一週間ぐらいでマシになるのに全然治まらない。

なので私は散歩を始めました。もう一年近く入浴前のストレッチは続けていますが、とにかく座ってることが多い上にその座り姿勢が悪い(PCとスマホいじりすぎ&机の高さが合ってない)。血圧低いし血行悪いし体温低いし、もう少し動かなければ!と。

そうしたら。

2日目にしてズボンを破きました。

よそ見して歩いてたら溝に足を取られ、盛大にコケて膝ずるむけ(´・ω・`)
小学生か。

思えば何もないところでコケたり独楽ふんづけて足の裏に鉄芯を刺したり、生傷の絶えない子どもではありました。下校途中にコケて用水路のコンクリ蓋で膝ズルズル、泣いて帰って、「乱暴でもされたんかと思った!」と母を心配させたことも……(遠い目)。

まぁ、でも、懲りずに週1~2日、散歩は続けています。1回1時間弱。ずいぶん涼しくなって、花にも空にも季節の移り変わりが感じられて気持ちがいい。肩こりに効こうと効くまいと、歩くのは体にいいはずですし。


2017年9月のアルバム・その2


しかし一向に事態は改善しません。多少マシな日はあってもまた次の日にはぶり返す。首・肩、そして背中の痛み。背中が痛んでくると本当につらい。胸側も痛んで息苦しくなってくる。

ついに観念して9月の14日、再び整形外科へ。行った曜日が違うので、腰痛の時とは別の先生。そして腰痛の時よりはるかに混んでいて、9時前に入ったのに診察は12時を過ぎるという……。
それだけ待って(途中少し病院の外に出たけど)、待つだけで疲れたのに、肩のレントゲンを診た先生、

「なんともない」

いやいやいやいや。なんともあるから病院来てるんやないですか。痛いんです!しんどいんです!数ヶ月我慢して様子見て、それでも治らへんから来たんですよ!

――レントゲン的には異常がなく原因を言えない、だから対処もない、ということで湿布すら出ず。
3時間超の待ち時間とレントゲン代がかかっただけ。
どっと疲れていっそう首が、肩が、重い……。

「どこが一番痛い?」と聞かれ、左腕の付け根あたり、と答えたのも良くなかったのでしょう。仕方なくその日一番痛そうなところを答えたものの、日々痛みの強い箇所は変わるし、首の左側から左脇、左の肩甲骨まで全体に問題があるとしか思えない。肩だけレントゲン撮っても! 全体を診てくださいよっ!
それにそれに、骨じゃなく腱とか筋肉とか、いわゆる「筋を違えた」とかそーゆー不具合って整形外科でいいんでしょ?レントゲン以外になんかないんですか???

まぁ「原因がわからない」のに大量に薬を処方されるとか、テキトーに電気当てられるとか(四十肩の時は別の整形外科で“電気”だった)、そーゆーことをしないで潔く「処方なし」なのは良心的ではあるんでしょうが、さりとてこちらの痛み・悩みは何も解決していない

こんなに文明が進歩しても肩凝り一つも治せねぇのか、てやんでぇ、バーロー!という大変荒んだ気持ちになりました。ゲノム編集とかの前に俺の肩凝りをやな。


そして鍼灸院デビュー

9月20日、私は西洋医学に見切りをつけました。別の整形外科へ行っても結果は同じかもしれない、それなら――と鍼灸院の門を叩いたのです。すると。

「これはひどい」

ああっ、それです、その言葉です、私の聞きたかったのは!
腰痛での整形外科も肩の時も「たいしたことない」みたいな扱いをされ、まるで痛がってるこっちがおかしいかのような目つき(※個人の感想です)。病名もなく薬も出ず、家族からも「また医者行くの?」みたいな無言の圧力。
骨折とか高熱とか、七転八倒する腹痛みたいなわかりやすい症状なら心配もしてもらえるけど、「肩凝りで背中も痛くてしんどい」と言ってもね…。肩凝りぐらい誰でも多少はあるでしょうし、とりあえず日常生活は送れちゃってるから。

珍しい難病でなかなか診断がつかず病院を転々、周囲からは詐病を疑われ……みたいな話がありますけど、今回その苦しみの一端を垣間見た気がします。
鍼灸師さんに「これはひどい」「よくこれで日常生活してますね」と痛み(症状)を認めてもらっただけで、もう半分ぐらい治った気がしましたもん。

もちろん、3か月にもなろうという痛みがそう簡単に消えるわけはなかったんですけども。

冬写真をupする時にはどういう具合になっていることか……。いい報告をしたいものです。ううう。